『女の中にいる他人』[C1966-19]では、大川(阿賀川)の河原が2回出てくる。
1回めは、芦ノ牧温泉のシーンの最初のショットで、松風館のお風呂に架けてある写真。少しアングルは異なるが、左写真はその写真に写っている場所である。向こう岸の山の中にいくつか見える建物のうち、左側と右下の建物は映画に出てくるものと思われる。左側の建物は仙峡閣(公式)、右下の建物は廃墟のようになっていた。2回めは、上述の新珠三千代と小林桂樹が散歩するシーン。ふたりが歩く河原は、松風館の下のあたりと思われるが、今は草が生い茂ってしまい、石の河原を散策するといったことはできなくなっている。右写真は、場所もアングルも少し異なるが、出てくるところに近い。