昼ごはんは八里の余家孔雀蛤大王。孔雀蛤というのはムール貝もどきの貝だが、貝殻の端が緑色で、なるほど孔雀である。炒めたのと蒸したのがあり、炒めたほうの熱炒孔雀蛤(↓左写真)を注文すると、バジルとにんにくで炒めた大量の孔雀蛤がやってきた。味はほとんどムール貝で、ごはんにもビールにも合うが、ワインが飲みたい気分。
ムール貝といえば、タベルナ・ロンディーノのムール貝のワイン煮である。10個くらいしかないので、これをJ先生とシェアするときはまさに真剣勝負である。J先生に数をごまかされていないか。J先生が大きいのばかり取っていないか。一触即発のピリピリした緊張感が漂う。宮本武蔵と柳生但馬守という感じである。ときどき食べるのに没頭してしまい、ふと我に返ってJ先生のお皿の上の殻を数える。ところが今日の孔雀蛤は数え切れないほどある。多少食べてもぜんぜん減らない。緊張感なく食べられるってすばらしい。しかし、多すぎて食べること自体に疲れる。炒空芯菜(↑右写真)と白飯と啤酒もつけて370元。