実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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『台湾へ行きたい!』(あんそら)[B1335]

『台湾へ行きたい!』読了。

台湾へ行きたい!

台湾へ行きたい!

文字や地図が手書きで書かれた、台湾の食べ物や見どころの紹介本。蜂大咖啡とか公園號とか、お気に入りの渋いお店が載っていたので購入。知っている店が載っている本を買ってもしかたがないじゃないかといわれればそうなのだが、お気に入りの店が載っていればほかの情報も信頼できる可能性が高い。知らない店しか載っていない場合、ほんとうに新鮮な情報だったり、知られざる穴場だったりする可能性もあるが、著者とわたしの好みが全くあわない可能性もある。

比較的薄い本なので、それほど興味をひく情報がいっぱいというわけではなかったが、役に立ちそうな情報もそれなりにあった。屋台や庶民的な店が中心のところがいい。取りあげられている場所が広範囲なこともあり、ひとつひとつの街についての掘り下げが浅いので、もう少し場所を絞って深堀してほしかったとは思う。

ところで、残念なところが二点。ひとつめは、またまた『非情城市』(p. 77)。映画名だけでなく、店名のほうの悲情城市も紹介されていて、写真にちゃんと「悲情城市」と写っているにもかかわらず、タイトルは「非情城市 小上海茶飯館」。かんべんしてください。たのみます。

ふたつめは龍山寺の説明。

1938年着工、1940年落成の台北でいちばん古いお寺。(p. 16)

台北ってそんなに新しい都市だったんですか。びっくり。