渋谷へ移動。昼ごはんのあと、渋東シネタワーで『チェ39歳(家事手伝い)』、じゃなくて『チェ 39歳 別れの手紙』を観る。まだ二週めなのにかなりすいている。
- 出版社/メーカー: NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)
- 発売日: 2009/12/11
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ボリビアを移動しているあいだ、チェはいつも集団のなかの一人であり、あまり目立たない。それが捕まったとたん、一転してチェが中心となる。淡々とした進行は変わらないが、空気が微妙に濃密になり、心を揺すぶる展開に変わっていく。淀んだ空気のなか、憔悴したチェのたたずまいが心に残る。彼が殺されるところから最後まで、彼の死を直接見せないところや音楽の使い方、エンディングなど、なかなかよくできていると思う。
食べ物の調達に苦労し、追いつめられるにしたがってどんどん飢えていくお話である。ところが、チャオタイで昼ごはんを食べたあと、クリスピー・クリーム・ドーナツまで食べておなかがぱんぱんだったので、彼らの飢えを切実に感じることができなかった。