りんごのパイを食べながら、ジャン=ピエール・メルヴィルの『仁義』をDVD-Rで観る。
- 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)
- 発売日: 2009/02/20
- メディア: DVD
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- 1970年の映画なのでカラーだったけれど、映像も色彩も落ち着いていてよい。
- 主演は、アラン・ドロン、イヴ・モンタンに『エボリ』[C1979-03]のジャン・マリア・ヴォロンテ。アラン・ドロンの容色が衰えはじめているのが気になる。そもそもアラン・ドロンにヒゲは似合わないと思う。イヴ・モンタンは晩年のイメージのせいかあまり好きではないが、このころはまだほっそりしていてなかなか渋かった。
- 男たちの友情と裏切り。男たちは概して寡黙で、登場人物も映画も、やたらわかりやすく説明したりしない。人間関係のアヤを、渋く淡々と描く映像。ぜひスクリーンで観たい。
- 呉宇森(ジョン・ウー)の『狼たちの絆』[C2001-38]は、これの影響を受けているに違いない。
結局『ギャング』[C1966-07]は米国版DVDを注文したので、届くのが楽しみだ。勢いで、未見の『サムライ』のDVD(日本版)も買おうかと思ったら、すでに在庫がないらしくて1万円以上の値がついており、ひとまず断念。『マルセイユの決着』[C2007-43]が良くも悪くももう少し話題になってくれたら、メルヴィルが注目されて再発されたりもすると思うのだが。