『知られざるイタリアへ 終わりなき旅路:イタリア編』読了。
- 作者: ロバート・ハリス
- 出版社/メーカー: 東京書籍
- 発売日: 2008/07/21
- メディア: 単行本
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- 紀行本を書くために旅行に行く人は信用できない。
- 『ニュー・シネマ・パラダイス』[C1989-10]が好きな人は信用できない。
- 「イタリア篇」ではなく「イタリア編」と書く人は信用できない。
- でも、『遠い太鼓』[B552]を持って旅に出る人は信用できるかも。
それなりにおもしろく、すぐに読み終わる、可もなく不可もなくという感じの本。人との出会いがメインにすえられているので、基本的には旅行の参考にはならない。
参考になりそうな点は次のとおり。
- レンタカーで旅をしていること。特に、パレルモからミラノまでという行程は理想的。わかったことは、カーフェリーから下りるのがたいへんなこと、中規模以上の都市の道がわかりにくいこと、行き先表示の標識が読みにくいこと。よくおぼえておこうね、運ちゃん(すなわちJ先生)。
- ロケ地めぐりをしていること。ただし、『ニュー・シネマ・パラダイス』と『ゴッドファーザー』[C1972-04]シリーズというところがいまひとつ。でも『ゴッドファーザー』のロケ地は行ってみてもいい。ロケ地めぐりは、ロケ地を見ること以上に探すこと(わかっている場合でも自力でそこに行くこと)が醍醐味だと思うが、この本では案内してもらっているのでちょっとつまらなそう。