『歳時記 中國雑貨』読了。
- 作者: 原口純子,佐渡多真子
- 出版社/メーカー: 木楽舎
- 発売日: 2007/08
- メディア: 単行本
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嬉しいのは、各項目にちゃんと声調つきの拼音(ピンイン)が付与されていること。「マァベロォォス♪」とジョアン・ジルベルトの声で歌ってあげよう。NHK中国語会話のテキストに連載されたものだということなので、あたりまえといえばあたりまえなのだが。「中國雑貨」という繁体字のタイトルもいい。
二点だけ、いちゃもんをつける。オールカラーで写真もデザインも美しいが、何か引っかかるというのが一点。おそらく大半のフォントが明朝体系のせいだと思う。好みの問題だが、どうも明朝体だと美しくない。もう一点は、各項目の最後の三行ぐらいに、やたらとメタな感想のようなものが書かれているところ。そんなものは要らないから、もっと細々とした情報がほしい。その雑貨や風習が出てくる映画が紹介されていればベストである。そんな本があったら、すごく嬉しいんだけれど。