実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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“偵探物語”を観はじめる

“悪魔在身邊(悪魔で候)”(asin:B000V5BJCM)が終わって以来、すっかりごぶさただった台湾ドラマ。“偵探物語(探偵物語)”が昨日から、衛生劇場でひっそりと始まった(もっと宣伝してよ > スカパー)。王家衛(ウォン・カーウァイ)と呉念眞(ウー・ニエンチェン)(の会社)が製作に関わっている公共電視のドラマで、台湾での放映時から気になっていたもの。原作は例によって日本のマンガだが、例によって全然知らないから気にしないことにする。主演は范植偉(ファン・チィウェイ)。ファンというわけじゃないけれど、彼には台湾映画界を背負って行ってもらいたいから、その動向に注目している。

さっそく第一話を観た。驚いたのは、徐錦江(チョイ・カムコン)が出ていること。“愛情白皮書(あすなろ白書)”(asin:B000E6ETSE, asin:B000ERU9UU)には張耀揚(ロイ・チョン)が出ていたし、“白色巨塔(ザ・ホスピタル)”には呉孟達(ン・マンタ)が出ているし、これも香港映画界の不振の影響だろうか。

第一話には柯宇綸(クー・ユールン)も出ている。彼ももういい年だと思うが、あいかわらず若い。彼のおばあさんをやっていた素珠という女優には見覚えがあり、ぜったいにどこかで見たはずだとずっと気になりながら観ていた。『海をみつめる日』[C1983-40]で娼館の女将をやっていた人にちがいない。ロケ地は、おそらく淡江大學だと思われるところが出てきた。

第一話を観たところでは、なんだか人情話っぽくていまひとつおもしろくない気もするが、とりあえず判断は保留して観てみようと思う。30話もあるらしいが、来月になると“白色巨塔”も始まるからたいへんだ。でも、“聖稜的星光”もやってほしい。