実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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『けんかえれじい』[C1966-09]の会津若松

けんかえれじい』(asin:B00006YXRY)の舞台は、前半が岡山で、後半が会津若松。上田とは何の関係もない。しかし上田ロケだという。はたして岡山か、会津若松か、と悩んだが、どうやら全部上田らしい。映画を観ていると、ちゃんと別々の街に見える。しかしそう思って見ると、なるほど岡山の竹林と会津若松の竹林は同じところに違いない。


今日確認できたのは会津若松ばかり。まずは、岡山で問題を起こして会津若松にやってきた高橋英樹が、先回りして来ていたおとうさんと話すところ。これは上田城跡の西櫓附近(左写真)。それから高橋英樹が通う喜多方中学の門。これは長野県上田高等学校の門(右写真)で、もともと上田藩主屋敷の薬医門(1790年再建)だということである。

最後に、高橋英樹が学校帰りに歩いているシーンでちらっと出てくる教会。これは、日本基督教団上田新参町教会(写真)である。この教会が岡山の教会を思い出させるせいか、この教会をきっかけに、高橋英樹は下宿の娘・浅野順子と歩いた桜並木や、彼女と通った教会などを回想していた。