バンガロールに来ちゃったの

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“盛夏光年(永遠の夏)”(陳正道)と『西瓜(天邊一朶雲)』(蔡明亮)(DVD)

桜もちを食べながら“盛夏光年(永遠の夏)”[C2006-17]の台湾版DVDを観て、続いて晩ごはんを食べながら『西瓜(天邊一朶雲)』[C2005-16]の日本版DVDを観る。“天邊一朶雲”は、リージョン3の台湾版DVDも持っているのに、観られないまま日本版を買うことになってしまった。

ツァイ・ミンリャン監督作品 西瓜 [DVD]

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『永遠の夏』は、張睿家(ブライアン・チャン)、張孝全(ジョセフ・チャン)、楊淇(ケイト・ヨン)の三人が、出口のないところへ追い込まれていくのが切なくてよい。後半、劇場で観たときよりもはまってしまった。

『西瓜』は初めて観るとかなりおなかいっぱいになる映画なので、また観ようという気にはあまりならなかったのだが、『歩道橋』を観たら(id:xiaogang:20070223#p1)急にものすごく観たくなった(もうすぐ『黒い眼のオペラ』[C2006-27]も公開されることだし)。以前観たときは『ふたつの時、ふたりの時間』との関連があまりないように思われたが、間に『歩道橋』を置くと、はっきりとつながっている。

初見のときは奇妙な細部に気をとられすぎてしまいかねないが、再び観ると、骨格となる部分がより浮かび上がってくる。『歩道橋』で二人がすれ違ってしまうのを見ていると、『西瓜』での陳湘蒞(チェン・シャンチー)と李康生(リー・カンション)の再会がより感動的に感じられた(ここでも一度はすれ違ってしまうのだが)。全体として、日常と非日常、リアルと虚構、真剣と不真面目、エロと滑稽といったものが同居するその絶妙さに、あらためてうなる。こういったものすべてが表裏一体をなしており、紙一重であるということがよくわかる。

なるべく早く台湾へ行って、高鐵(新幹線)で高雄へ行って、『西瓜』ロケ地めぐりをしなくては、とあせる。そのときはできれば花蓮にも行きたいが、『永遠の夏』のエンド・クレディットはものすごく小さい字で読めない。テレビやPCで読むことも考慮して作ってほしい。

ところで、家で『西瓜』を観るには、リモコンをずっと握りしめていて、ボリュームを上げたり下げたりしなくてはならないので大変だ。