バンガロールに来ちゃったの

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『マカオの歴史 - 南蛮の光と影』(東光博英)[B1177]

マカオの歴史 - 南蛮の光と影』読了。

マカオの歴史―南蛮の光と影 (あじあブックス)

マカオの歴史―南蛮の光と影 (あじあブックス)

返還の一年前に出た澳門(マカオ)本。澳門ポルトガル人が定住するようになって最初の100年を中心に書かれたもの。当時のポルトガルが置かれていた状況から説明されていること、日本との関係を中心に書かれていることなどから、かなりわかりやすいものになっている。知識の殿堂としての澳門についても詳しく述べられている。ただし、『マカオの歩み』(ISBN:4761511427)に書かれていた澳門自治など、キリスト教関係者以外についてはほとんど書かれていない。

澳門の歴史においては、次の点が興味深い。

  • 澳門へのポルトガル人の居住は、武力による占領ではないこと
  • 中国の影響力が強く、中国と友好関係を保つ必要があったこと
  • 初期の澳門の繁栄は日本との貿易によってもたらされ、日本のキリシタン禁止と鎖国によって澳門は衰退しはじめたこと
  • オランダの台湾南部占領(1624年)は、澳門攻略の失敗と関連していること

澳門の歴史上、重要な年号をメモしておく。

澳門の歴史は、ポルトガルサイド、キリスト教サイドから書かれた本が多いが、中国サイドから書かれたもの、また20世紀以降の最近の歴史が書かれたものが読みたい。