実録 亞細亞とキネマと旅鴉

サイトやFlickrの更新情報、映画や本の感想(ネタばれあり)、日記(Twitter/Instagramまとめ)などを書いています。

2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『きみに微笑む雨(好雨時節)』(許秦豪)[C2009-25]

新宿へ移動し、シネマスクエアとうきゅうで許秦豪(ホ・ジノ)監督の『きみに微笑む雨』を観る。もともと『愛してる、成都(成都、我愛你)』[C2009-14]の一部として企画されたもの。成都、四川大地震、韓国人の男、中国人の女。杜甫をからめたりしている点に工…

『フェルショー家の長男(L'Aine des Ferchaux)』(Jean-Pierre Melville)[C1962-43]

当日券売り場の混雑のため『この手紙を読むときは』の上映開始が遅れ、昼食時間にしわ寄せがきた。またも銀座ファイブへダッシュ。今度はベトナム料理のラ・スコールでフォーを食べる。ジャン=ピエール・メルヴィル特集での今日2本めは『フェルショー家の長…

『この手紙を読むときは(Quand tu liras cette lettre)』(Jean-Pierre Melville)[C1953-27]

フィルメックス最終日は朝から出京。今日はジャン=ピエール・メルヴィル特集で2本観る予定。まず1本めは『この手紙を読むときは』。このタイトルは何なんだろうと思ったら、「あなたがこの手紙を読むときは、わたしは…」という、手紙の中の一種の決まり文句…

『春風沈酔の夜(春風�醉的夜晚)』(婁�)[C2009-24]

Meal MUJIで晩ごはんを食べて、今日の3本めは特別招待作品で婁�(ロウ・イエ)監督の『春風沈酔の夜』。フィルメックスの公式サイト等には原題が“春風�醉的晚上”と書かれているが、引用されている郁達夫の小説のタイトルが“春風�醉的晚上”、映画のタイトルは“…

『春琴抄 お琴と佐助』(島津保次郎)[C1935-15]

大急ぎで東劇に移動。今日の2本めは、ニッポン★モダン1930で島津保次郎監督の『春琴抄 お琴と佐助』。谷崎潤一郎の『春琴抄』の最初の映画化だが、残念ながら原作は読んでいない。マダムと女房/春琴抄 お琴と佐助 [DVD]出版社/メーカー: SHOCHIKU Co.,Ltd.(S…

ジョムマカンのゴレン・ピサン

次の映画まであまり時間がないにもかかわらず、ジョムマカンへおやつを食べに行く。 テ・タレ(左写真)を飲んで、昨日食べ損ねたゴレン・ピサン(右写真)を食べる。テ・タレは別にパフォーマンスを披露してくれるわけではない。ゴレン・ピサンは、写真では揚げ…

『北京陳情村の人々(上訪)』(趙亮)[C2009-23]

遅めに出京し、ジョムマカンと同じ銀座ファイブにあるタイ料理のティーヌンで昼ごはんを食べる。このビルは、上はしょぼいけれど、地下はエスニック料理店がいろいろ入っていて使える。今日の1本めは、特別招待作品で趙亮(チャオ・リャン)監督の『北京陳情村…

『お父さん、元気?(爸...你好嗎?)』(張作驥)[C2009-22]

昼ごはんは、ジョムマカンでビーフンのランチを食べて食後にゴレン・ピサンを食べようとはりきって行ったら、平日ランチにはビーフンはなく、平日のランチタイムにはデザートメニューもなく、意気消沈する。代わりにロティ・チャナイとカレーを食べる。ロテ…

『ペルシャ猫を誰も知らない(Kasi Az Gorbehayeh Irani Khabar Nadareh)』(Bahman Ghobadi)[C2009-21]

朝から出京。今日の1本めは、コンペティションでバフマン・ゴバディ監督の『ペルシャ猫を誰も知らない』。バフマン・ゴバディの映画は、『酔っぱらった馬の時間(Zamani Baraye Masti Asbha)』[C2000-38]と『わが故郷の歌(Gomshodei dar Araq)』[C2002-40]し…

Qu'il fait bonのイチゴのタルト

今日のおやつは、昨日に引き続いてキルフェボン(公式)のタルト。久しぶりに定番のイチゴのタルトを食べる。

「泣ける映画。」(『BRUTUS』2009年12月1日号)[M18-675]

今日はフィルメックスはお休み。『BRUTUS』2009年12月1日号の特集『泣ける映画。』を読む。読む気がしないページもあって、読了はしていない。BRUTUS (ブルータス) 2009年 12/1号 [雑誌]出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2009/11/16メディア: 雑誌購…

Qu'il fait bonの秋冬限定の黄色いタルト

今日はキルフェボン(公式)のタルトが食べられる日。カボチャのブリュレ(左写真)と柿とチョコレートのタルト(右写真)。

『花形選手』(清水宏)[C1937-14]

続いて2本めは『花形選手』。佐野周二と笠智衆は陸上部のライバルでラブラブの仲。いっしょに行軍演習に出かけるが、宿泊先で佐野周二と門附の女・坪内美子がいちゃいちゃしていたため、嫉妬に狂った笠智衆は佐野周二を殴る。佐野周二はそれで目が覚め、ふた…

『團栗と椎の實』(清水宏)[C1941-S]

今日も昼ごはんを食べてから出京。今日は東劇でのニッポン★モダン1930を1プログラムのみ。清水宏監督の『團栗と椎の實』と『花形選手』の2本立て。大山健二特集なので、J先生も午後半休を取って参戦。1本めは短篇の『團栗と椎の實』。超レアな作品なので、…

『小津安二郎の反映画』(吉田喜重)[B164]

吉田喜重の『小津安二郎の反映画』読了。小津安二郎の反映画作者: 吉田喜重出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1998/05/20メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (9件) を見る出たときに買ったものの、途中で挫折して10年以上も放置していたが…

『朧夜の女』(五所平之助)[C1936-17]

前のQ&Aがけっこう長く、晩ごはんの時間が足りなくならないか心配で、最後のほうは気もそぞろだった。それでもなんとか終わり、問題なくMeal MUJIで晩ごはんを食べることができた。2本めは東劇に移動。ニッポン★モダン1930の五所平之助監督『朧夜の女』。簡…

『セルアウト!(Sell Out!)』(楊俊漢/Yeo Joon-han)[C2008-32]

昼ごはんを食べてから出京。今日の1本めは、コンペティションのマレーシア映画『セルアウト!』。監督は楊俊漢(ヨ・ジョンハン)。ペナンに楊公司(Yeo Kongsi)という祠堂があって、日本語のガイドブックには「イエオ・コンシ」と書いてあったりするが、この‘Y…

『息もできない(똥파리)』(梁益準)[C2008-31]

16時半ごろから天龍で餃子を食べてビールを飲む。2本めは東京フィルメックスに戻り、コンペティションの梁益準(ヤン・イクチュン)監督『息もできない』。父親の暴力がトラウマとなり、暴力的な人間になっているヤクザのサンフン(梁益準)と、やはり家庭に問題…

『母なる証明(마더)』(奉俊昊)[C2009-20]

『意外』のチケットが取れなかったので(当日券を狙うほどの熱意はない)、昼間はフィルメックスはお休み。今日は韓国映画デーということにして、シネスイッチ銀座で奉俊昊(ポン・ジュノ)監督の『母なる証明』を観る。母親が知的障害のある息子の無実の罪をは…

ダルマサーガラのミールス

遅めに出京し、『こまどり姉妹がやって来る ヤア!ヤア!ヤア!』を観てきたJ先生と東銀座で合流。ダルマサーガラ(公式)で昼ごはん。ミールスBセット野菜を食べる。 最近は、日本でミールスを食べられる店がけっこうあちこちあるようで、行きたい行きたいと…

『ヴィザージュ(臉)』(蔡明亮)[C2009-19]

まだ16時すぎだが、次の上映は、映画が長いうえに開会式やQ&Aがついていて終わると夜中なので、Meal MUJIで晩ごはんを食べる。初日からMeal MUJIで逢いましょう。こんな時間だからすいているだろうと思って行くと、行列ができていてけっこう待たされた。まさ…

『ギャング(Le Deuxième Souffle)』(Jean-Pierre Melville)[C1966-07]

東芝ビルのチャオタイで昼ごはんを食べようと思っていたら、なくなっていて愕然とする。時間もなくてあせったが、銀座ファイブにジョムマカンというマレーシア料理店ができているのを発見。ナシ・アヤム(海南鶏飯)を食べる。ここは使えそう。今日の2本めは、…

『モラン神父(Léon Morin, prêtre)』(Jean-Pierre Melville)[C1961-39]

東京フィルメックスは、今日からメイン会場の有楽町朝日ホールでの上映がはじまる。わたしも今日から参加で、今日はおフランスデー。1本めは、ジャン=ピエール・メルヴィル特集の『モラン神父』。第二次世界大戦下のフランスの田舎町を舞台に、無神論者の女…

OXYMORONの11月の甘いもの

東京フィルメックス前(ほんとうは今日からだけど今日は参加しない)の平和な休日は、とってもいいお天気。昼ごはんはオクシモロン(公式)。今日は三連休唯一の行楽日和という予報なので、小町通りはかなりの人出でまともに歩けない。あちこちに行列。いつもは…

たちばなのかりんとう

今日のおやつは、もれなくセットの力餅と、水曜日に買ったたちばなのかりんとう。 ころ(左写真)とさえだ(右写真)。いつも「思っていたより小さいなあ」と思ってしまうが、むちゃくちゃおいしい。やっとスカパーで放送されてむちゃくちゃうれしい『月は上りぬ…

TAVERNA RONDINOのジンダと海苔のフリット

毎週ごちそうを食べていられる身分ではなくなったのだが、J先生が「お天気がとってもいいから…」としつこく言うので、昼ごはんはタベルナ・ロンディーノ(公式)。いつもの時間に行ったら、開店時間前なのにもう開いていて、しかも最後の一席だった。どうも鎌…

『ひとりで生きる(Une vie indépendante)』(Vitali Kanevski)[C1991-51]

昼ごはんが少なかったので、映画の合間に白いタイヤキを買ってきた。はじめて食べるが、別にうまいものではない。ふつうの鯛焼き屋を作れ。「ヴィタリー・カネフスキー特集上映」2本めは『ひとりで生きる』。『ひとりで生きる』といえば蘇慧倫(ターシー・ス…

『動くな、死ね、甦れ!(Змари, умри, воскресни!)』(Vitali Kanevski)[C1989-43]

楽天ブックスやアマゾンで、わたしが時々検索してみる用語に、「動くな、死ね、甦れ」、「ひとりで生きる」、「カネフスキー」などがある。これまでのところ、DVD化される気配はぜんぜんないのだが、かなり唐突に(わたしにはそのように思われた)「ヴィタリー…

『女優 岡田茉莉子』(岡田茉莉子)[B1369]

『女優 岡田茉莉子』読了。女優 岡田茉莉子作者: 岡田茉莉子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/10メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 68回この商品を含むブログ (27件) を見る女優になるべく運命づけられた生い立ちから『鏡の女たち』後の世界的な吉…

なると屋+典座の11月のごはん

今日の晩ごはんは、なると屋+典座(公式)で11月のごはんをひとりで食べる。 快調に飛ばしていたはずが10月は挫折してしまったけれど、懲りずに12月までがんばりたい。