実録 亞細亞とキネマと旅鴉

サイトやFlickrの更新情報、映画や本の感想(ネタばれあり)、日記(Twitter/Instagramまとめ)などを書いています。

2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

レコード大賞

9年ぶりくらいに地上波が見られる環境なので、レコード大賞などというものをつけてみた。曲を聴いたことがないのはもちろん、名前も初めて聞く人がほとんどで、過去の受賞者のVTRくらいしか楽しめるところがない。と思っていたら、突然、特別賞とかで小林旭…

2005年をふりかえる

今年[亞細亞とキネマと旅鴉]と[実録 亞細亞とキネマと旅鴉]を訪れてくださったみなさん、どうもありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。以下、簡単に今年をふりかえってみる。 スクリーンで観た映画は102本で、ここ10年くらいの中では…

今年の映画ベスト10

今年の映画ベスト10を四種類選んでみた(スクリーンで観た60分以上の映画が対象)。今年観た初見の映画ベスト10、アジア映画ベスト10、中華圏映画ベスト10、それに今年ロードショー公開された映画のベスト10(今年観ていないものも含む)である。参考までに、今…

イワタのホットケーキ

[亞細亞とキネマと旅鴉]の[ちょいちょい食いたいなぁ、こんなの]でも紹介しているが、イワタのホットケーキ(LINK)はとってもおいしいのに、店の前のショーケースの見本がすごくまずそうだった。ところが今日行ってみると、このまずそうな見本がなくなっ…

『長恨歌』の音楽

關錦鵬(スタンリー・クワン)監督の『長恨歌』の香港版DVDが先日届いた。この映画には小津安二郎映画の音楽が使われているが(id:xiaogang:20051022#p1)、どの映画の音楽なのかにいまひとつ自信がなかったので確認した。正解は、『秋日和』のメインタイトルが…

『続・台湾新世代 現実主義と楽観主義』

『続・台湾新世代 現実主義と楽観主義』読了。続・台湾新世代―現実主義と楽観主義作者: 近藤伸二出版社/メーカー: 凱風社発売日: 2005/10/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る台湾の映画とか建築とか歴史とか言語とか芸能とか食べ物とかに…

『無窮動』Q&A

東京フィルメックス2005の『無窮動』(id:xiaogang:20051126#p1)のQ&A(ゲスト:寧瀛(ニン・イン)監督)の採録(LINK)を、[亞細亞とキネマと旅鴉]の[映画人は語る](LINK)に載せました。これでやっと今年のフィルメックス分の更新が終わりました。一ヶ月もか…

『有りがたうさん』ツアー(鎌倉→下田→天城峠→修善寺→三島→鎌倉)

三連休を利用して、鎌倉→下田→天城峠→修善寺→三島→鎌倉と、伊豆ドライヴ旅行をしてきた。主な目的は『有りがたうさん』ツアー。『有りがたうさん』と同じルートを走るのは前から一度やってみたかったが、こんな暮れも押し詰まった極寒の時期に行くことになっ…

『マジシャンズ』舞台挨拶・Q&A

東京フィルメックス2005の『マジシャンズ』(id:xiaogang:20051120#p3)の舞台挨拶とQ&A(ゲスト:宋一坤(ソン・イルゴン)監督、パク・ヨンジュン(撮影)、キム・ジョンオク(プロデューサー))の採録(LINK)を、[亞細亞とキネマと旅鴉]の[映画人は語る](LINK)に…

『5five 〜小津安二郎に捧げる〜』

NHKアジア・フィルム・フェスティバルで、アッバス・キアロスタミ監督の『5five 〜小津安二郎に捧げる〜』を観る。2003年のNHKアジア・フィルム・フェスティバルで新作として上映されたものだが、台湾旅行のため観られなかった。キアロスタミならいずれ公開…

『映画で東京散歩』

知らない間に、エスクァイアの臨時増刊で『映画で東京散歩』なるものが出ていた(はまぞうにはまだ入っていないようだ)。東京と言いながら鎌倉もあって、増村保造版(若尾文子版)『千羽鶴』まで入っているあやしいラインナップだと思ったら、最後の「東京を散…

『金薬局の娘たち』

フィルムセンターの「韓国リアリズム映画の開拓者 兪賢穆監督特集」の一本、『金薬局の娘たち』を観るため、急いで京橋へ移動。この特集は、初日の『誤発弾』を観るつもりだったが、仕事が終わらなくて行けなかった。それで「もうこの特集は行かなくていいや…

『4:30(フォーサーティ)』

時間がないので阿佐ヶ谷駅前で急いでラーメンを食べ、原宿へ移動。NHKアジア・フィルム・フェスティバルで、Royston Tan(ロイストン・タン)監督のシンガポール映画(邱金海(エリック・クー)監督が製作に関わっている)、『4:30(フォーサーティ)』を観る。原題…

『結婚相談』

「沢村貞子が超クールな必見作」とJ先生が言うので、『結婚相談』を観に朝からラピュタ阿佐ヶ谷へ。中平康監督、芦川いづみ主演。開演30分前からチケット売り場は長蛇の列で、立ち見まで出て開演が遅れるほどの盛況ぶり。清純派スター、芦川いづみが娼婦に…

『バッシング』舞台挨拶・Q&A

東京フィルメックス2005の『バッシング』の舞台挨拶とQ&A(id:xiaogang:20051120#p2)(ゲスト:小林政広監督、占部房子、本多菊次朗、加藤隆之、香川照之)の採録(LINK)を、[亞細亞とキネマと旅鴉]の[映画人は語る](LINK)に載せました。

『結果』舞台挨拶・Q&A

東京フィルメックス2005の『結果』の舞台挨拶とQ&A(id:xiaogang:20051126#p2)(ゲスト:章明(チャン・ミン)監督etc)の採録(LINK)を、[亞細亞とキネマと旅鴉]の[映画人は語る](LINK)に載せました。ところで、東京フィルメックス2005のプログラムの『結果』…

『鴛鴦歌合戦』(DVD)

金曜日にマキノ正博監督の『鴛鴦歌合戦』のDVDが届いた。この映画は誰にでもお奨めできる国宝級の傑作だが、これを越えるミュージカルはおそらく未来永劫現れないだろう。鴛鴦歌合戦 [DVD]出版社/メーカー: 日活発売日: 2005/12/09メディア: DVD購入: 4人 ク…

『ブレイキング・ニュース』

午後は、旧ユーロスペースを改装したシアターN渋谷へ、杜[王其]峰(ジョニー・トー)の『ブレイキング・ニュース』を観に行く。劇場は、一見変わったように見えて実はたいして変わっていない。なのに、ユーロスペースでは使えたぴあミニシアター回数券が使えな…

『ある子供』

西洋の映画をほとんど観なくなった今日このごろ、名前だけで観る西洋の監督といえば、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌとアトム・エゴヤンくらいである。そのジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌの新作、『ある子供』を観に、朝から恵比寿ガーデ…

『フル・オア・エンプティ』Q&A

東京フィルメックス2005の『フル・オア・エンプティ』Q&A(id:xiaogang:20051127#p2)(ゲスト:アボルファズル・ジャリリ監督)の採録(LINK)を、[亞細亞とキネマと旅鴉]の[映画人は語る](LINK)に載せました。

『台湾 好吃大全』

『台湾 好吃大全』を読み終わる。台湾 好吃大全 (とんぼの本)作者: 平野久美子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/11/01メディア: 単行本購入: 1人 この商品を含むブログ (13件) を見る台湾のローカル・フードを紹介した本。写真がきれいですごくおいしそ…

『僕の恋、彼の秘密』

新宿武蔵野館へ移動して、『僕の恋、彼の秘密』の整理番号をもらう。今度も20番と21番。2館でやっていて、新宿武蔵野館2の15:25の回を指定したら、おねえさんに「4時半より劇場が小さくなりますが、よろしいですか?」と言われる。4時半になったら壁が迫って…

『死の十字路』

ラピュタ阿佐ヶ谷の「ミステリ劇場へようこそ。」特集で『死の十字路』を観るため、阿佐ヶ谷へ。芦川いづみが出るというので、例によってJ先生が強引にスケジューリングしたものだが、監督が井上梅次なので観ることにした。いつもは「ちょっと急いだほうが…